こんにちは、レピシエです。
今回は、もし壊れたり無くしたりしてしまったら必ず同じものをもう一度買うと言い切れるぐらい気に入っているキャンプギアを改めてご紹介したいと思います。
今使っているキャンプギアは買った時にほとんどが一度ご紹介はしていますが、その後、実際にキャンプに行ってみての使い心地などもあるので、使い込んでみての殿堂入りキャンプギアになります。
それでは、行ってみましょう。
8AGARAGE(ヤエイガレージ)とは
まず、ふりがながないときちんと読めないと思われるブランド名ですよね。
最初、ハチエーガレージと読んでました・・・
北海道のガレージブランドさんです。
ブランド名の8A GARAGE(ヤエイガレージ)は「広大なアウトドアフィールドを有する北海道への誇りと感謝を忘れず、野営において自分たちが最高(Aランク)と思うギアを作り出そう」の思いが込められています。
(8AGARAGEホームページより)
8A GARAGE:スリップメスティン(レギュラー)
メスティンと言えばTrangia(トランギア)と言われていたんですが、そこからキャンプブームもあり、メスティンも大流行しましたよね。
今や100均で500円で買える時代です。
そんなメスティンはそもそもアルミでできており、熱伝導率が高い代わりに焦げ付きやすいという問題もありました。
そんな焦げ付きを予防するために、アルマイト加工やフッ素加工されたメスティンが販売されるようになりました。
そんなアルマイト加工やフッ素加工のメリット・デメリットはこんな感じです。
|
メリット |
デメリット |
アルマイト加工 |
・耐食性、耐摩耗性が上がる |
・焦げ付きにくさはそこまででもない |
フッ素加工 |
・食材がくっつきにくい、焦げにくい ・油の量を少なくしても調理できる ・汚れが落ちやすく、お手入れが楽になる |
・寿命がある ・フッ素樹脂がはがれやすい ・食材を長時間入れておけない ・強火に弱い |
どちらかと言うとフッ素加工の方がメリットが大きいかなと思いますが、デメリットもあります。
このデメリットをさらに減らそうと言うのが特殊スリップ加工になります。
具体的に見ていきましょう。
スペック
〇サイズ:縦9.5cm×横17.5cm×高7.0cm 厚み0.8mm
〇容量:800ml・1.8合
〇重量:168g
〇材質:アルミ(アルマイト処理)特殊スリップ加工
〇耐熱温度:300℃
〇製造:中国(特殊スリップ加工は北海道)
◯ハンドルカラー:ブラック・レッド
特徴
・油を引かなくても焦げない
ここで、加工なし、アルマイト加工、特殊スリップ加工を比較した検証をしてくださっているサイトがありますので引用させていただこうと思います。
・フッ素加工より硬い・高温に強い
フッ素加工はどうしても高熱で行うことになるのですが、そうするとアルミは「焼きなまし」と言う現象が発生して柔らかくなってしまいます。
実際にフッ素加工で売られている製品はそんな事がないみたいなんですけど、あれってどうやってるんでしょうね?
また、耐熱温度が一般的なフッ素加工で言われている260℃から300℃へ上昇。
と言っても揚げ物の油でも200℃程度ですから、きちんと火加減を見ながら使えば260℃でも問題なさそうに見えます。
ただ、油の温度が200℃程度の時は、鍋底は220℃程度と言われています。
と言うことは少し温度が上がり過ぎてしまうと危険だったりします。
そういった危険も少し軽減できています。
これらの特徴を8A GARAGEさんはこう表現されています。
最初はフライパンなどで一般的なテフロン加工を試みました。
しかし、メスティンのアルミは一般の鍋より薄く、テフロン加工の過程で生じる熱で”焼きなまし”という現象が発生。
メスティンが変形しやすくなるという課題に直面します。そうしてたどり着いたのが特殊スリップ加工。
”焼きなまし”を起こさずに強力な撥水撥油性を実現。
耐熱温度も300度と申し分のない品質となりました。(8AGARAGEホームページより)
開封レポート
シンプルな外箱に入っています。
外箱を開けるとすぐにメスティンが出てきます。
蓋には8A GARAGEのロゴが入っています。
取り出してすぐはハンドルが付いていない状態です。
後から自分で装着することになります。
装着はすごく簡単で、女性でもすぐにできると思います。
装着後のハンドルの曲げ伸ばしもスムーズです。
畳んでみると若干歪んでいますね。
この辺は中国製のデメリットと言えますね。
中を開けると特殊スリップ加工になっています。
ちょっとグレーがかってツルツルです。
残念ながらふたは未加工なので、ふたをフライパン代わりにするのはやめた方が良さそうです。
側面にはメモリが3種類付いています。
RとWは炊飯の時に使うメモリで
R=Rice(お米)
W=Water(お水)
となっています。
それとは別にお水の量を測ったりするときは数字が容量を表しています。
分かりやすいように説明書も入っています。
スリップメスティンの取り扱い説明書も入っていますので、使う前に一度読んでおきましょう。
スタッキングあれこれ
メスティンといえばスタッキングというところがあると思います。
ということでスリップメスティンにも色々入るところを見ていきたいと思います。
まずは定番のメスティンinメスティン。
スリップメスティンは通常サイズのメスティンなので、ダイソーのメスティン(ちょっと小さめ)がすっぽり入ります。
トランギアメスティン用のメッシュトレイも・・・
ピッタリです。
しっかりふたも閉まります。
他にもプラスマニアさんのcan-roⅡも入ります。
固形燃料用のゴトクですが、これを入れておくとメスティンを持ち歩くだけで(お米は別に必要ですが)いつでも炊飯ができますね。
私は万が一、特殊スリップ加工が剥がれてしまうのが嫌なので、最近は袋に入れた状態でスタッキングしています。
使用レポート
炊飯
メスティンにラインが付いているのでそれに合わせてお米を入れます。
水もラインが引いてありますので、測らずに入れていけますので便利です。
しっかり給水させたら火にかけていきます。
初めは強火で沸騰させていきます。
沸騰してくると吹きこぼれが見られますので、そうしたら弱火にしていきましょう。
このあとは弱火で15分程度火にかけていきます。
固形燃料を使ったほったらかし炊飯ですと、そういった火の調整や時間を考えずに火が消えるまで置いておけるので楽ちんです。
今は私もすっかりほったらかし炊飯しかしていません。
炊けたらタオルなどで包んで15分程度村したら完成です!
スリップメスティンならおこげができてもこびりつかずに食べれますので、わざと強火の時間を長めにとってもいいかもしれません。
実際に炊いた後ですが、全くこびりつきがありません。
全部取った後もこの通りです。
目玉焼き
油を引かずに卵をダイレクトに投入します。
特殊スリップ加工をしているとは言え、やはり熱伝導率が高いアルミ製ですのでメスティンに接触している部分がすぐに焼けてきてしまいます。
ですので、目玉焼きの場合は水を入れてふたをした方が良さそうです。
そうすると蒸し焼き状態になるので、全体に火が通ります。
そして、油なしで焼いても・・・
つるっと剥がれますし、焦げ付き0です!!
念の為、全部剥がした後がこちら。
最終評価
メリット
・とにかく焦げ付かない!
特殊スリップ加工の効果は素晴らしく、それがこのスリップメスティンの良さにそのまま繋がっています。
せっかくのメスティンですから炊飯以外でも活用していきたいですよね。
特に焼き物の時に、この焦げ付かなさは助けになってくれるはずです。
・片付けが楽ちん
上記の焦げ付かなさに通じるものがあるのですが、使った後に焦げ付きがありませんので、洗い物がめちゃくちゃ楽ちんです。
また、キャンプ場では洗い物をしない派の方もいると思いますが、その場合でもウェットティッシュやキッチンペーパーなどで拭くだけでも綺麗になりますよ。
デメリット
・他のメスティンと比較してお値段が高い
やはり最大のネックはお値段だと思います。
性能を考えるとこのお値段も高いとは思いませんが、加工なしメスティンと比較すると3〜5倍ぐらいすると考えるとやはり結構しますよね。
ですので、個人的には最初から良いものを買って後から買い替えたくない派の方や、一度ダイソーメスティンなどを使っていたけど、買い替えたくなった方にオススメします。
・ふたには特殊スリップ加工がされていない
もう一つは、個人的に願望込みなのですがふたにスリップ加工がしてあればもっと良かったのになと思います。
そうすると、ふたがフライパン代わりになるのでさらに利便性が増すんですけどね。
まとめ
キャンプでの料理って楽しみの1つですよね。
そんな料理もその後の片付けも楽にしてくれる8AGARAGEのスリップメスティン。
サイズも3種類(S・R・L)ありますし、一度使ってみませんか?
最後までお読みいただきありがとうございました。
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